社員インタビュー
社員インタビュー
小平智基 Kohira Tomoki
工事本部 工事課
卒業後、海洋土木の仕事に就いた経緯を教えてください
函館高専で土木工学を専攻しました。公務員を目指す友人たちが多かったのですが、私は堅苦しそうな公務員ではなくて、民間企業、それも「海で働く」のが気持ちよさそうだなあと思ったんです。選択肢としては、建設会社と建設コンサルタントがありますが、机の上で設計や図面を作るのではなく、「実物を造る」ことに魅力を感じたんですよね。小学校の頃、プラモデル作りが大好きだったのも影響しているかもしれません。
秋田県での最初の就職は、いかがでしたか。
いやあ、1年で辞めたいと思いました。初めての一人暮らしだったし、学生生活とのギャップが大きかった。土木工学を専攻したといってもダメダメで、トランシット(角度や距離を測る道具)とレベル(高さを測定する道具)の違いも分かってなかったですからね。
漁港の建設工事している最中、公共事業不要論を訴える人の話を聞いて「無駄じゃないか」と思ったこともありました。30歳を期に、実家のある北斗市にUターンしました。他の仕事もやってみたいと思ったんです。
いったん、別の仕事に就いたのですか。
はい、不動産会社に転職しました。でも、日曜日が出勤日で、家族から不評でしたね。
これではダメだと考えてハローワークに行ったら、タイミングよく、菅原組が募集していました。考えた挙句に選んだのは、前職での経験を活かす道でした。
菅原組に入社してみて、いかがでしたか
最初はカルチャーショックを受けました。「すごいな」と。前職でも現場管理をしていましたけれど、予算には全くタッチしていませんでした。ここでは、施工管理、安全管理、品質管理、予算管理の全てを担当しますからね。
それから、前職の現場はこなせばいい感じで、出来上がりの品質と写真があれば良かった。菅原組は工事の過程で創意工夫するし、書類も非常に細かく作る。東北と北海道の、発注者による違いもあるのかもしれません。レベルが高いんですよ。
どのようにして、仕事を身に付けましたか
最初は上司や先輩から言われるがままに動きました。社員みんながしっかりしている会社で、勉強することばかりでした。さらに、子会社の福島工業の方々からは鍛えられました。
菅原組の特徴は
当社は現場に任せてくれる部分が大きくて、悪く言えばほったらかしとも言えるんですが(笑)自分が考えたやり方で仕事をさせてくれます。そして、「〇〇を実現するのに金がかかる」と提案した時、単純に金がかかるというだけでストップはかからない。意見がしやすいです。
仕事のやりがいは
40歳超えてからが面白いですね。36歳からの4年間、寒地港湾技術研究センターに出向して、北海道開発局の図面作成を担当しました。現場を離れてみて改めて、「現場に出たい」と強く思いましたね。
菅原組に復帰し、今は現場代理人を務めています。
現場では作業員や協力会社の方々と仕事にあたっていますが、難しいことにトライする時なんかに、みんなが一体になる瞬間があるんですよ。「困った、どうやろう」「こうしようか」と話し合って、うまくいった時の達成感、爽快感!まさに、プロジェクトXの世界です。一人では成し遂げられないこの仕事の醍醐味です。
仕事の難しさは
そうですね…最近苦労しているのは、発注者とのやりとりですかね。工事着手前に自分が考えている方法を説明しても、うまく理解していただけないことがあったりして、悔しいです。もっと土木の知識を増やして、発注者に何を聞かれてもすぐ答えられるように、知らないことを無くしていきたいです。
これからの菅原組に必要なことは
もっともっと社員の「和」が必要だと思っています。今は、できる人たちの個人プレーが多いように感じます。自分の現場ではまず意見を聞いて、みんなの一体感を作るようにしています。
最近、私が中心となって社内ボーリング大会を企画したんですよ。普段はみんなそれぞれの現場に出ていますから、レクリエーションなど、全員が揃う場面を積極的に作りたいです。社長も同じふうに考えてくれていて、創業60周年では社員と家族が一緒に、ハワイ旅行に行きました。
仕事は給料をもらうための手段だけれど、それだけでは続きません。自分もこの年になったので、みんなが達成感や「この会社に勤めていてよかった」と思えるように、考え、動いていきたいです。
7時半 | 現場事務所にて朝礼 |
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8時~9時 | 現場確認 |
10時 | 発注者と打ち合わせ |
12時 | 昼食 |
13時 | 本社で上司と打ち合わせ |
15時 | 現場事務所に戻って仕事。 工程管理の資料作り、検査予定の調整など。 |
17時 | 協力会社と打ち合わせ |
18時 | 帰宅 |
交通アクセス
〒040-0076 函館市浅野町4番16号
TEL:0138-44-3710
FAX:0138-62-3710
JR函館駅から 車で10分
JR五稜郭駅から 車で7分
函館空港から 車で25分